節分の方角は誰が決めるのか

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干支,イメージ

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節分に豆を撒く際の「恵方(えほう)」とは、その年の福を招くとされる方角を指します。

この恵方は、日本の伝統的な方位学に基づいて決められ、毎年変わります。

恵方を決めるのは、主に陰陽道(おんみょうどう)の考え方を用いています。

陰陽道は、自然現象や方位などを五行思想(木、火、土、金、水の五つの要素)と結びつけて解釈する日本の伝統的な思想体系です。

目次

恵方の決定方法

恵方は、その年の干支(えと)に基づいて決定されます。

干支は十二支と十干から成り立っており、これらを組み合わせて六十干支(じっかんし)というサイクルを形成しています。

恵方は、この六十干支のサイクルと五行思想に基づいて、各年に最も縁起の良いとされる方角を指し示します。

年ごとの恵方

恵方は大まかに以下のように分類されますが、細かい方位まで含めるとさらに具体的な方角が指定されます。

  • 南南東(南偏東):寅の年(とらどし)、午の年(うまどし)
  • 東北東(東偏北):卯の年(うどし)、酉の年(とりどし)
  • 北北西(北偏西):辰の年(たつどし)、戌の年(いぬどし)
  • 西南西(西偏南):巳の年(みどし)、亥の年(いのししどし)

これらの方角は、その年の「年の神」(歳徳神)がいる方角とされ、歳徳神を迎えることで、家内安全や商売繁盛などを願います。

現代の恵方決定

現代では、恵方を決定する際にも古来からの伝統に従いますが、カレンダーやアプリ、インターネットなどで簡単にその年の恵方を調べることができます。

特に、恵方巻きを食べる習慣がある地域では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで恵方を示した商品が販売されることもあり、より身近なものとなっています。

恵方と現代の風習

恵方を向いて豆を撒く、恵方巻きを黙って丸かじりするなどの節分の風習は、幸運を招くための行事として広く行われています。

このような習慣は、古くからの伝統や思想を今に伝える重要な文化的要素であり、毎年の方角を決めることで、新たな一年を祝福し、希望を持って迎える意味が込められています。

以上、節分の方角は誰が決めるのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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